沖縄へ | 焔と煙霧

沖縄へ

沖縄へ行ってきた。3日間、現地の友人に案内してもらいながら北から南まで車でまわり、辺野古や高江のテントへ行って話を伺ったり、普天間基地を見たり、コザの「ヒストリート」という展示室へ行ったり、糸満の平和資料館も見てきた。
辺野古の現地は、先月4日の工事中断を含む政府との和解以降、多少は落ち着いているように見えた(それでももちろん連日の行動は続いているし、つい先日もカヌー隊の人が拘束されたりと、そんなに状況は変わっていないのかもしれないが)。高江は、3月いっぱいで閉まってしまうという共同売店でおにぎりを食べて、ヘリパッド反対運動について説明をしていただいた。ブロッコリーの森は黄緑色の発色がなんともきれいだ。

さて、別に私はこの場で、沖縄に、辺野古に行って反基地闘争に参加してきたぞ!云々と自慢げに書くつもりはないし、そもそも今回はただそれらの場所に立ち寄って、それぞれのテントで話を伺ったり、まわった各地の風景を見てきただけである。単なる旅行だ。ただその旅行で一番感じたのは、沖縄のひとたちは、これまで常に戦ってきた、ということと、翻って、やはり私は沖縄のことを何も知らない、つまりこれまでの自らの怠惰についてだ。よく言われるように、沖縄は、沖縄戦や基地問題など、本土の「捨て石」となってきたことに、無意識にしろ私はこれまで加担してきたこともそう。それは「311」で浮き彫りになった、福島や東北への都市生活者の加害性ともまったく同じ構図で、本土に、中枢にあっては困るものを、自分たちの利益のために、都合のいい場所に押し付けた上で私たちが享受してきた、ニッポンの疑似ミンシュシュギの核の部分だろう。その押し付けのために、沖縄のひとたちは戦わざるをえなかったのだろう。友人が言っていた、沖縄戦で親類を亡くした人の家族が、後に何らかの米軍の犯罪に巻き込まれることも珍しくないと。これも押し付けの結果である。私はそれをニュースなどで見て、ああ相変わらず大変だ、程度には思えど、特にそこから想像力をはたらかせるわけでもなくここまできたわけで、やはりただの旅行ではあるが、行ってみて自らの無知無関心をあらためて感じた。ごめんなさい、である。

辺野古、高江どちらのテントでも、現地に来た人が、帰ってそれを伝えて、その環が大きくなっていくことを期待している、というようなことを言われていた。私にできることは、その環の一部になることくらいだろう。というわけで、以下は現地の写真と、今回行くにあたって参考にしたり、現地で教えてもらったウェブサイトや本を載せて、これを見て誰かが現地に行ってくれたらいいなと。もちろん私もまた、何度も足を運びたい。
本当はもっといろいろ書きたいが、どうも東京に戻ってきてから調子がよくない(もう東京アレルギーなんじゃないかとすら思う…)のでまた日を改めて。金武のタコライスのこととか、那覇で行った古本屋のこととかも書きたい。

辺野古ゲート前

辺野古ゲート前


米軍北部訓練場(aka「ジャングル戦闘訓練センター」)@高江

米軍北部訓練場(aka「ジャングル戦闘訓練センター」)@高江


平和祈念公園

平和祈念公園


嘉数高台公園(宜野湾市)より普天間基地のオスプレイを

嘉数高台公園(宜野湾市)より普天間基地のオスプレイを

【ウェブサイト】
・辺野古リレー https://henokorelay.wordpress.com/
・ヘリ基地反対協議会 http://www.mco.ne.jp/~herikiti/sit-in.html

・やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/

・歩く・みる・考える沖縄 沖縄の戦跡・基地ガイドブック(1987年刊)  http://www.ohtus.org/aruku/
・戦跡案内~オンライン体験版~  http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/heiwadanjyo/heiwahasshintosi/onlinetaiken.html

・沖縄市戦後文化資料展示室ヒストリート http://www.city.okinawa.okinawa.jp/about/130/233
(コザ暴動のアプリなんてのもある。iOS版 https://itunes.apple.com/jp/app/koza-bao-dong/id741982557?mt=8

【本】
・本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知ってること―沖縄・米軍基地観光ガイド(書籍情報社) http://www.shoseki-johosha.com/?p=4
・観光コ-スでない沖縄 戦跡・基地・産業・自然・先島(高文研) http://www.koubunken.co.jp/book/b201881.html

03. April 2016 by sats
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