エルサレムの古本屋

ユダヤ教徒はとにかく聖書を読解するために本を多く読むためなのか、エルサレムには古書店が多くある。
先述のアダムにおすすめの古書店(しかも私はヘブライ語は読めないので英語の本を扱う本屋という条件付き)を聞いて、3軒行ってみた。

1. Mofet Bookstore

泊まっていたホステル近くの古本屋。ヘブライ語の本の他に、英語、ドイツ語、フランス語の本も売っていた。5シェケル(約100円)のコーナーも充実していたが、すべてヘブライ語の本のため実用的には買えず。
イスラエル現代作家の短編50編が載ったアンソロジー的本を購入した。

住所:不明(Ki’ach Street東側沿いの大きなビルの1F)

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2. Stein Books

King George Streetを南下した左手にある古本屋。在庫の量が膨大で、床に積んである本が崩れていたりとあまり整理できていない感じではあった。ヘブライ語の本が圧倒的に多いが、大判の革装本、しかもヘブライ文字の装丁のものを眺めているだけでも、本の町エルサレムの雰囲気は味わえる。

住所: 43 King George St., 92266 Jerusalem

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3. The Book Gallery

King George Streetから西へ坂を上がる通り(その日はその通りで蚤の市みたいなのをやっていた)の北側にある古本屋。入り口は小さめだが、中へ入ると地下階におびただしい量の本がある。上の2軒と比べても在庫量は随一で、カテゴリーも細かく分けてあり探しやすい。地下の一番奥にニューエイジ思想の棚まであったので、やはりこちらの人はスピリチュアルなものに対して他の国の人よりも興味があるのだろうと思う。日本の棚もあり、日本について英語やヘブライ語で書かれた本や、日本の出版物すら在庫であった。
「Shalom」という絵付きの詩のような本を購入。シャロームとは「平安」といった意味のヘブライ語で、イスラエルでは気軽なあいさつやさようならの代わりとして使われている。

住所: 6 Schatz St. Jerusalem
ウェブサイト

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他にもイスラエル新市街のメインの通り、ヤフォ通りに幾つかお店を見かけたので、ゆっくり探せばまだ色々見つかると思う。気をつけるべき点は、ヘブライ語は通りの名前を英語にすると言い方が幾通りか出てくるみたいで、例えばヤフォ通りは”Jaffo”とも書くしそのまま”Yafo”と表示されることもあるらしい。似た名前も多いので、地図をあらかじめ頭に入れておくといいのかもしれない。
非英語圏の古書店で英語の本を見つけるのは大変なことが多いが、イスラエルは英語も普通に通じる国でもあるし、やはり「アメリカの後ろ盾」のせいなのか英語に対して拒否感はまったくないように思えた。またどの本屋もカテゴリー分けが大体されていて、特に歴史のコーナーはたくさん本があったし、料理やガーデニングといった趣味実用のコーナーもちゃんとあったり、もちろん宗教や精神世界のコーナーもあった。ただ気になったのが、英語の本を見た限りだがやはりアラブ世界やイスラム教関係の本を見かけることは少なく、先項でも少し触れたが、ユダヤ人というのは概してパレスチナに対して何ら注意を払っておらず、興味すらないのかもしれないと感じた。ヘブライ語ならあったのかもしれないが、少なくともダビデの星が付いた本はそういったものではないだろうし、ざっと見る限り見つけることはできなかった。私が思う以上にデリケートな問題なのだろうか、それともやはり考えないようにした末の無関心なのであろうか。

24. October 2012 by sats
Categories: books, israel | Tags: , , | Leave a comment

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