2013年 映画ベスト5

2014年、明けまして、今年もよろしくお願いします。

年末に書きそびれたので、ここで2013年に映画館で観た映画、私的ベスト5を。
久々にフィリピンのカンパ以外のことを書きますが、こういうのがこのブログの本来の内容でした。徐々に戻しつつ今年も適当に。

去年は本当に映画を観なかった年だった。旧作含めて劇場で観たのは20本。東京に越して映画環境は抜群に上がったのになぜか。理由は単純、東京の映画館は人が多過ぎるからだ! 岐阜のシネコンはいつ行っても多くて10人程度の客入り、隣に人が座ることなんて皆無だった(東宝系シネコンが2つあって、小さい規模の映画も期間は短いながらそれなりにかかった。しかもレイトショーは土曜以外いつでも1000円!)。名古屋のシネマテークや名演小劇場はそういえば大体混んでいたか、いや、人生初の「客は私だけ体験」をしたのはシネマテークだったはず(あれは忘れもしない、熊切和嘉の『フリージア』)。
まあとにかくガラガラの劇場に慣れ切ってしまった私の体は、もう隣の席に人がいるだけで息苦しくなり、特に新宿ピカデリなんかは待合場所すらいつ行っても混み混み。小さい映画を観に、人人人しかいない渋谷まで行くのも一苦労(渋谷は行きたくない街ナンバーワンだ)。と田舎者感情丸出しで見に行かなかったのは自分のせいなので、今年は何とかもうちょっと見よう。

以下、順位をつけるほどの分母がないので順不同です。

  • ペコロスの母に会いに行く
    痴呆症が本人に心地よい幻想を想起させるなら、それはそれでいいのかもしれないなと。諦念というよりは、見出しにくい部分から希望を見つけようと試みることで生の糧にするという姿勢は森崎東ならでは。
  • 凶悪
    ネット上で「正義」を振りかざす人たちが裏側に見えた。それらは匿名なので尚更タチが悪い。
  • コズモポリス
    ジュリエット・ビノッシュ。資本主義はああやって順に自己崩壊していくのを待つしかないのかなあ。
  • ゼロ・グラビティ
    人生初IMAXのせいもあって、まったく新しい映像体験だった。もうこういう映画だけ観てればいいのかも。

5本目は『日本の悲劇』にしようかと思ったけど、昔とは違って、いかにもハネケが描きそうなああいった「見たくない現実」をこれでもかと突きつけられるのがうまく吸収できなくなってきた。私自身の日和りなのか、それ以上にまわりは嫌な現実ばかりで、映画でいちいち告発される必要もなくなったのか。そういえばハネケの『アムール』は、それでもまだ生の美しさのようなものが残っていたので他の作品よりは観易かったように思うが。
あと去年は黒沢清の新作が2本も見れたので大満足と言えばそうなのだが、どうも消化不良気味だったので(特に『リアル』)、今年に期待。AKBとかそういうの抜きにしても、『セブンスコード』どうなのかなあ。来週1週間しかやらないみたいなので渋谷まで行くか、嫌だなあ・・・。

今年は友人HTが素人ながら出演した『シュトルム・ウント・ドランクッ』が個人的には一番の楽しみ。去年観れなかったので早いとこ観たいです。

これ以上悪い年にならないよう願いつつ(どんどんと生きにくくなるんだろうけど)、今年もよろしくお願いします。

05. January 2014 by sats
Categories: films | Tags: | Leave a comment