ヴォロスの友人の力に

先項でギリシャと、パレスチナ-イスラエルの現状について書いた。その直後にギリシャ・ヴォロスの友人からメールが来た。私がヴォロスで一番長い時間を一緒に過ごしたマツァゴウ・スクワットのミツォスという友人が、11月17日のデモ(この日は1974年の同日に、第二次世界大戦後のギリシャ内戦の後から続いた軍事政権が崩壊した日で、それを記念するデモとのこと。もちろんアンチ・ファシズムの行動も含まれている)で逮捕されたらしく、おまけに逮捕時に警官から暴行されて頭にケガを負ったと言う。ミツォスについては寄稿させてもらったel zine vol.12に写真も載せたが、ボロボロのTシャツと黒デニムを身にまとったモリッシー似のナイスガイで、一緒にカフカという素敵な名前の毛むくじゃらの犬の散歩に行ったり朝まで海辺でダラダラとビールを飲んだりタベルナに連れて行ってもらったりとかなり世話になったし、ここに乗せた新旧のギリシャのバンドも彼が手書きで書いてくれたお勧めメモを元に選曲したもので、とにかくそのフランクで面白いキャラは私にとってはギリシャのシーンの良い印象がそのまま詰まっているようである。彼の作るベジタリアン料理もうまかった。ギリシャのデモで逮捕はまあよくあることらしいが、その都度公判の費用に何千ユーロという莫大な金がかかるらしく、今のギリシャの経済状況を考えたら皆で集めても相当な額でとにかく金銭的に苦しまなければならないという話を聞いていたし、またおまけにケガまでしているということでとても心配した。現地では即座にその逮捕に対する抗議行動も行われた。
また今回の一連の写真や動画が現地のindymediaに載っている(ギリシャ語のみ)。
私も微力ながらカンパをしたいと思い、僭越ながらツイッターとフェイスブックで呼びかけて、ありがたいことに何人かの友人からカンパも頂いた。
ミツォスは昨日釈放されたらしく、起訴(のようなもの)もされなかったらしい。ただやはり公判の費用(同時に逮捕された別の人の分も含む)や彼への治療費など全部で5,000ユーロ(約533,000円)は必要とのことで、まだまだお金が足りないそうだ。そりゃ月収900ユーロ(約96,000円)あれば人並み以上の給料という現在の経済状況である。5,000ユーロなんてふざけた金額だ。

ギリシャの現状など日本ではもうほとんど報道されないからほとんど忘れ去られているだろうし、ガザのように目に付きやすい「戦争」が起きているわけでもなく(しかも日本の報道なんて所詮はイスラエル=アメリカのフィルターを通じたものだ)、ただ私の友人というだけでカンパを呼びかけるのはお門違いなのかもしれないが、以前も書いたようにギリシャの行く末は日本の行く末を暗示しているようでもあるので他人事とは切り捨てられない。日本の生活状況もどんどんどうしようもなくなり、来月の選挙でそれが良くなるはずもあるわけがないお先真っ暗状態であることは間違いない中で、そんな「よそ」の国にかまってられないのかもしれないが、ここもあそこもどこもかも似たようなものである。なので協力したい。

というわけで、もしこれをお読みの皆さんの懐に余裕があれば、まだカンパお待ちしています。カンパして頂ける方は satoshi(at)nomasters.com (atを@に)までメール下さい(同メールアドレス宛てのPaypalでもOKです)。私からギリシャの友人宛てに送金します。こんなお願いをこのブログを読んで頂いている方に対して行うべきではないのかもしれないのだけど、宜しくお願いします。

マツァゴウ・スクワットからヴォロス市街を

23. November 2012 by sats
Categories: greece, other, squat, thoughts | Tags: , , | Leave a comment

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