その後、真っ只中

ギリシャで世話になった友人たちとメールしている。ギリシャを離れてから私の旅はさらに3ヶ月ほど続き、その間もギリシャでは様々なことが起き、ラディカルな彼らはまたラディカルな行動で日々を過ごしているようである。
この項で登場した友人グレッグの話では、ヴォロスでもアンチ・ファシストのデモが頻発し、警察に守られた黄金の夜明け党支部オフィスで攻防を繰り広げたそう。

またアテネでは現在、バイクにのってファシスト・パトロールをする活動が行われているらしいが、その参加者の内の15人が、黄金の夜明け党のメンバーとの小競り合いの後に警察に逮捕され拷問されたと言う(この記事を参照)。韓国人やニュージーランドの旅行者が警察に連行されてボコボコにされたというニュースも聞いた。
黄金の夜明けの支持率も徐々に上がり、ある統計では現在全体の14%の支持率を得ているとか。
極右政党の支持率アップというのは、国が疲弊して人々の生活が行き詰まり、もうどうしようもないという八方塞がりの雰囲気が蔓延する時に、その状況を打破する救世主として現れた聞こえのいい文句やわかりやすい民族主義に、フラっと魅了され寄ってしまうものであることは歴史が示している。歴史は繰り返すから、ギリシャもそうなるのかもね、と諦め半分で言っていた友人もいる。

イスラエルとパレスチナ。
数日前からガザ地区におけるハマスとイスラエル軍との武力衝突がまた激しくなっており、双方に死者も出ている。
この間にツイッターというものが普及したせいで、今回はイスラエル国防軍のそれなどをフォローして情報を見ているのだが、物凄くわかりやすいプロパガンダのお手本のような写真を掲げてみたり、イスラエルの犠牲者やイスラエル側に飛んできたロケット弾の数を小まめに数えてツイートしたり、ハマスはいかに悪い集団かとネガティヴ・キャンペーンをしてみたり、もちろんイスラエル側にとって「有利」になるような一方的な情報ばかりである。イスラエル国防軍ブログ
テルアビブやエルサレム付近まで着弾していたという情報もあるので今回の事の深刻さを感じるが、エルサレムの友人の安否を気にすると共に、彼らも含む、先月訪れた際に、「戦争」とは無関係に日々祈りを捧げ本を読んでいたユダヤ人たちは今何を思うのだろうとふと考える。閉鎖されたガザに住むパレスチナの人々の生活などは、やはり興味の外なのだろうか。

テルアビブ滞在最後の日に見かけた、Tシャツ短パンサンダルというリゾートスタイルに銃を持つイスラエルの若兵たち。

そんなことを思っていたら、衆議院解散で来月選挙。選挙。選挙・・・。前後して大阪で、放射能がれき受け入れ反対弾圧逮捕・・・。
景気のいい話など期待もしていないが、何かが覆いかぶさってくる気配が。

19. November 2012 by sats
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