EL ZINE vol.27 -G.A.T.E.S インタビュー

EL ZINE vol.27は9月29日発売です。

今回は、編集の山路さんからの依頼で、世界に”Metal Punk”ムーブメント(?)を同時多発的に発生させた張本人、二ツ木氏率いる現在進行形メタルパンクバンド、G.A.T.E.Sのオリジナルメンバー二人、そのギターの二ツ木氏と、ボーカルの根岸氏にインタビューしました。
私ごときが手に負えるバンドではないということはもちろんわかっていたので、以前話があったときに、やんわりと断った記憶もあったんですが(笑)、まあ他にインタビューしたいバンドもいなかったのと、ここ数ヶ月、二ツ木氏とよく話す機会があったこともあり、今回改めて、バンド”G.A.T.E.S”として、インタビューにお付き合いいただきました。

今号、他には、スキゾのツアーレポートはまた起床時間とかも書かれててすげー仔細なのかとか、悲観レーベルのも面白そうですが、まあ内容は買って読んでもらえばいいか。
さて、あけすけに言ってしまえば、このG.A.T.E.Sのインタビューは、今だからこそ、あらゆるものがオンラインで一度に楽しめてしまう若い10代、20代の読者(がそもそもEL ZINEにいるのかは私のあずかり知るところではありませんが)に読んでもらいたい内容なわけです。ハードコア、パンクの政治性ばかりに意識を向けてきた私のような偏屈な人間からすると、正直なところ、インタビュー中二人の話を聞いてて、「このオッサンたちは何を言ってるんだ」という瞬間がないわけでもなかったですが(笑)、政治性云々の前に、やっぱパンクもメタルもまず「音楽」だ、という内容で(「パンクは音楽ではない」という発言もありますが、それは読んでのお楽しみ!)、その「音楽」、換言すれば、バンドのメンバー4人がつくり出す表現はどのように生み出されるか、をある種赤裸々に話してもらってます。
とにかくこういうバンドをやっているのなら、胸を突かれ、かつあなたの頭をこんがらがらせながらも、最終的にはためになること請け合いです。否、良い子のみなさんはこんな大人になっては危ないぞ、というひとつの例なのかもしれません。でもそこに見えてくるものはきっとあるでしょう。まあどういった読み方であれ、私の世代も含め、若い人(何て言うの、ミレニアル? デジタル・ネイティヴ?)は「必読」と言っておきます。

例のごとく、発売後は手元に数冊在庫あるので、ほしい方は連絡ください。600円。送料は100円。
いつも2人くらいしか買ってくれないので在庫が余り、狭い部屋がさらに狭くなるので、どうぞお助けを。
そういえば、何か勘違いされている人がいるそうですが、こういったパンクのジン(少なくともEL ZINEは)やマキシマムロックンロールも、寄稿者に原稿料なんてびた一文出ませんよ(執筆者によるのかもしれないけど)。よくて現物支給なわけです。そういうエシックの上に成り立つものとして、みなやっているはずです。ギャラ目当てでないパンクのバンドをやるのと何ら変わりません。

インタビューはこの6月のブルックリンでのライブの話から始まります。


EL ZINE VOL.27
el zine vol.27

A4/表紙カラー・本文モノクロ/表紙含め全50ページ

●Fredrik Larzon
(MILLENCOLINのメンバーにして、TOTALITARやNO SECURITY等のJallo
Lehtoと共に、D-Beatパンク・バンドKVOTERINGENでも活動、また、レーベルDe:Nihil
Recordsを主宰しているFredrik Larzonへのインタヴュー)

●MILLENCOLIN & KVOTERINGENアルバム・ディスク・レヴュー
(両バンドのアルバム紹介)

●Jeff Burke from RADIOACTIVITY
(10月にジャパン・ツアーを敢行するテキサスのRADIOACTIVITY。その中心人物であるJeff Burke[ex.VOMIT
PUNX~MARKED MEN etc]へのインタヴューby HASHIMOTO氏/record KNOX)

●Knock Out Records
(90年代に一世を風靡した、ドイツのストリート・パンク/Oi!パンク・レーベル、Knock Out Recordsの主宰者であるMoshへのインタヴュー)

●G.A.T.E.S
(アルバムをリリースした東京メタル・パンク・バンド、G.A.T.E.Sのヴォーカルである根岸氏と、ギターの二ツ木氏へのロング・インタヴューby 鈴木智士氏)

●G.A.T.E.S Work’s Review
(今回のインタヴューの内容に沿った、G.A.T.E.Sの作品紹介by 二ツ木正康氏)

●Umea Punk City
(ex.AC4~現ACID BLOODのKarlによる、スウェーデンUmeaの現地情報コラム)

●SKIZOPHRENIAオーストラリア・ツアー・レポート
(ENZYME~ex.KROMOSOM/ex.PISSCHRISTのYeapの招聘により8月に行なわれた、SKIZOPHRENIAのオーストラリア・ツアー・レポートby
Yu!氏)

●Mark from Beach Impediment Records & AGGRESSION PACT
(リッチモンドのハードコア・レーベル、Beach Impediment Recordsの主宰者にして、ex.WASTED
TIME~現在はBOSTON STRANGLER等のメンバーと共に、AGGRESSION PACTで活動しているMarkへのインタヴュー)

●Life of Brazil & Japan
(ブラジルから日本へと帰ってきたKarasu Killer Records/DARGEのRafaによる、日本とブラジルでの生活に関するコラム)

●悲観レーベル
(ex.「悲鳴」~現「経血」「ブラジル人」「JHONETU-X」のメンバーであるツトム氏が主宰する、悲観レーベルへのインタヴュー)

●吐き気がする程ロマンチックなボクたち
(悲観レーベルとゆかりの深いバンド等の紹介テキストby
ツトム氏。紹介しているバンドは、悲鳴/タレナガシ/BAHOWA/illya/THE脱妄ズ/サリドマイド/えんだぶあ/解剖室/NONONO/ZETU/野晒/断絶間/ビル/猿芝居/経血/SICKz)

●LASHING SPEED DEMONS:D・O・T
(あぶらだこやTHE NURSEのメンバーらによるD・O・T へのインタヴューby 大越よしはる氏)

●KLONNS
(東京の新世代Blackened Hardcoreバンド、KLONNSへのインタヴュー)

●908
(10月にジャパン・ツアーを敢行するデンバーのグラインド・コア・バンド、908へのインタヴューby Rafa)

●チャレンジ・インタヴュー
(東陽一氏[ex.脳不安]/今村のりやす氏[Pogo 77 Records~TOM & BOOT BOYS])

(9/17編集済み)

16. September 2017 by sats
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EL ZINE vol.26 -ZAY インタビュー

EL ZINE vol.26は7月末発売です。
今回は、ちょうど今月頭にファーストアルバムも出て各所で話題沸騰、三重のZAYにインタビューをしました。
先日の中野Moonstepでのレコ発ライブも大盛況、連作の短編集を見ているようなライブの展開もとても印象的でした。

彼らとは、私が昔名古屋で無我というバンドをやっていたときから、それぞれの当時のバンドと対バンしたり(D-cloneはなかったかな)、ライブに呼んでもらったりと付き合いは古く、この新しいバンドも非常に楽しみにしてましたが、個人的なことを言えば、ドラムのユウジは実弟で、昔一緒に住んでバンドもやっていたので、ちょっと客観的には見れない部分もあります(笑)。今回のインタビューでは、ZAYが今やりたいこと、やろうとしていることを、ベース/ボーカルのシン君を中心に答えてもらいました。これも前回のATFと同じ、トータル12,000字! 彼らの音楽に対する真摯な姿勢や、かれこれ10数年バンドをやってきたメンバーが今思うことなど、読み応えのあるインタビューなので、是非買って読んでください。

発売後は私の手元にも数冊在庫あるので、ほしい方は連絡ください。600円。送料は100円。

個人的に一番好きな曲! ひーちゃんの追悼ライブの時の映像だ。


EL ZINE vol.26
el zine v26

A4/表紙カラー・本文モノクロ/表紙含め全50ページ/定価600円(税込)/7月28日or31日発売予定

[内容]

●WHO KILLED SPIKEY JACKET?
(THE ERECTIONSの招聘により来日を果たしたボストン・ポゴ・パンク・バンド、WHO KILLED SPIKEY JACKET?へのインタヴュー)

●WKSJ?を紐解くための10ディスク
(インタヴューでの発言を軸に、WKSJ?というバンドを理解し、紐解くための10枚の音源を紹介)

●PMS 84
(BLOOD RUNS REDやKOWARD etcのメンバーらによる、ポートランドのUK82スタイル・パンク・バンド、PMS 84へのインタヴュー)

●Azusa from STAGNATION/C/THOUGHT CONTROL
(Kings WorldからディスコグラフィーをリリースしたSTAGNATIONのヴォーカルにして、CやTHOUGHT
CONTROLでも活動しているAzusa氏への個人ロング・インタヴュー)

●Azusa Recommended Noise & Noise Core Discs!!
(Azusa氏オススメのノイズ~ノイズ・コアの音源紹介)

●BARCELONA
(9月に来日ツアーを予定しているex.DESTINO FINAL~BELGRADO、ex.FIRMEZA 10
etcのメンバーらによる、スペイン/バルセロナの女性Voハードコア・バンド、BARCELONAへのインタヴューby
Shogo氏/ALTERNATIVE SOLUTION)

●ZAY
(1stアルバムをリリースしたばかりの、ex.ACROSTIX、ex.D-CLONE、CONTRAST ATTITUDE、ex.ADA
MAXのメンバーによる三重拠点のハードコア・バンド、ZAYへのロング・インタヴューby 鈴木智士氏)

●Adachi from DARKSFEAR etc
(BEYOND DESCRIPTIONやハンマー、WORLD DOWNFALL、DUDMAN、DARKSFEAR
etcの活動で知られる安達裕介氏に、自身のこれまでのバンド経歴を執筆してもらいました)

●ACID BLOOD
(ex.AC4~THE T-55′s etcで活動してきたスウェーデン/ウメアのパンク・ギタリスト、Karlが新たに始めたバンド、ACID
BLOODへのインタヴュー)

●REJECTED SCUMS
(シンガポールのストリート・パンク・バンド、REJECTED SCUMSへのインタヴュー)

●東南アジア・パンク/ハードコア・ディスク
(シンガポールの作品を中心とした、東南アジアのバンドの音源紹介)

●OBITTO
(ブラジル/サンパウロのグラインド・コア・バンド、OBITTOへのインタヴューby Rafa)

●Brazilian Grindcore ブラジルのグラインド・コア2017
(ブラジル各地で現在活動しているグラインド・コア・バンドの紹介テキストby Rafa)

●LASHING SPEED DEMONS:BLACK FLAG
(BLACK FLAGの詳細なバイオグラフィーby 大越よしはる氏)

●ES GIBT KEIN WERT
(発行人によるディスク・レヴュー)

●チャレンジ・インタヴュー
(オニギリギリオ氏[Waterslide Records]/南氏[Record Shop Base]/大越よしはる氏[ライター])

●NON MUSICALLY LIFESTYLE & EDITOR’S NOTES
(発行人の日記と編集後記)

22. July 2017 by sats
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Cris from Etniko Bandido Infoshop interview in Maximum Rocknroll #411

This August 2017 issue of Maximum Rocknroll is all about Pinoy Punk!
The interview i did with Cris from Etniko Bandido Infoshop, an inforshop based in Manila is in the issue (translated to English from the original Japanese one in EL ZINE vol.20 in 2015).

EL ZINE vol.20に載せてもらった、フィリピンはマニラのインフォショップ、Etniko Bandido InfoshopのCrisのインタビュー(日本語全文はこちら)が、今発売中のMaximum Rocknroll #411に掲載されています。今回はPinoy Punk、すなわちフィリピン・パンクの特集号なので、フィリピンのパンクシーンに興味がある方は是非! 高円寺のBASEや大阪のRevenge Records、名古屋はanswerもMRRを販売されてるのでしょうか(毎号かはわからんですが…)。最近はPDF形式でも売ってるのでサイトからダウンロードできるけど、あの薄い新聞紙みたいな紙の質感は大事だ。
個人的な感想ですが、最近のMRRはこういった「非アメリカ/西欧圏」の特集や寄稿の方がおもしろいので、今号はちょっと期待してます。毎号読んでるわけじゃないけど、どうもここ数年はベイエリアの内輪ネタが多いんだよなあ…。
mrr_411

16. July 2017 by sats
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Band of Accuse interview in Maximum Rocknroll #409

An interview I did with You Ishizuka, the singer of a Fukushima band Band of Accuse is in the new June issue of Maximum Rocknroll, #409. This was originally in a Japanese zine El Zine issue #21 published in July 2016.

In the interview he talks about Fukushima after the disaster in 2011, “exploitation of the rural by the urban” and some other topics like “national movement” from the 2015′s movement against the security related bills.
I think this interview will give English readers some idea on what has been going on since the disaster from a perspective of punks who is living and struggling there.

mrr_409

14. May 2017 by sats
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20170430

最近の日本の映画や小説をそこまでちゃんと追っていないので、エラソーなことは言えないのだが(特にここ最近の映画は何だか安っぽくて流行のアイドルや俳優が出てる、という話題性だけで作られているような気がして、自然とほとんど見なくなってしまった。最近DVDで見たのだと『ディストラクション・ベイビーズ』はatg映画みたいで良かったんだけど)、韓国のこういった表現はいつもものすごく先鋭的で、それはどこから来ているのだろうかと考える(まあ韓国の映画にも、アイドルのためのしょうもないのもあるのだろうが・・・)。
韓国の友人たちと喋ったり、メールしたり、彼らのSNSなどを見てると、今ニッポンで話題の「忖度」(別に忖度なんて今に始まったことじゃなくて、この国には昔からずーーーーっとあったことだと思うけどな。だって頂点には絶えずテンノーがいるんだし)とは程遠いところに、みないそうだ。何かをするのに邪魔なヒエラルキーみたいなのは真っ向から否定しようとしていたり、まわりから何を言われようが、自分のやりたいことをやったり。それが個々人の間でぶつかってケンカして、仲悪くなっちゃった(非難しあっちゃった)、というのもよく聞くが(最近もまた友人同士の残念な別離の話を聞いた。悲しい…)、それもまあ「空気を読まない」ことの裏返しだろう。何だか清々しく生きている感じだ。
ただそういう友人たちも、異口同音に「韓国は生きにくい」と言う。ヘルチョソン(地獄朝鮮)という言葉もあったが、社会はそれだけガチガチで、またそのガチガチにがんじがらめにされながら生きることを、まわりが、家族が強要してくるから、それに対してNO!を体言しているのかもしれない。この前読んだハン・ガンの「菜食主義者」はとても辛い物語だが、そんな話でもある。とても美しいバートルビーとでも言うか。

その少し前だったか、ナ・ホンジンの『哭声 コクソン』を見た。これは正直わけがわからなかった。表向き理由として出てくるが、マジックマッシュルームで片付けられる話ではない。ベン・ウィートリーの「A Field in England」とは違うのだ。日本人に対する差別も明らかに内包した話だが、逆に日本人にとても敬意を払って、國村隼を使っているようにも見える。次に韓国に行くときは、もうソウルはいいので地方に行ってみたいといつも思ってるんだが、そういう韓国の地方が舞台。山々はとても綺麗なんだが、ストーリーは、韓国の土着的宗教とキリスト教との対決なのか、その中でキリストは悪魔として復活するのか。よくわからないので、本国では大ヒットしたというので(こういう類の映画が大ヒットするって、いい文化環境だなあとつくづく思う。それでもヘル朝鮮なのかもしれないが)、韓国のある友人にどう思ったか聞いてみたら、ナ・ホンジンはイヤな奴で国際的な成功を狙ってるから、オリエンタリズムを逆手に取って、ステレオタイプな「韓国的なもの」をテキトーに、思わせぶりに散りばめた、頭でっかちの粗悪映画、とボロクソに言っていた。そこまで言うか、というくらいボロクソに。彼が意図することとしては、ナ・ホンジンは、日本で言う河瀨直美のようなものか。
『コクソン』、もう1回見てもいいのかとも思っていたが、なんだか彼の言ってることもあながち間違いではない気もするので、そんな暇があったら他の映画を見よう。『お嬢さん』を結局見れてないので、この連休中に見なくては。

もうひとつ韓国といえば、ソウルでのライブが一連のパク・クネ弾劾デモとかぶってしまい、みんなデモに行っててお客さんがあまり来なかったことに対して文句を言っていたバンドがいたそうだが、さすがにこれはジョークだよね、さすがに…。

30. April 2017 by sats
Categories: books, films | Tags: , , | Leave a comment

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