EL ZINE vol.25 -ASOCIAL TERROR FABRICATION インタビュー

EL ZINE vol.25は4/28発売予定です。
今回は、東京のデスメタル・クラスト、ASOCIAL TERROR FABRICATION(ATF)にインタビューをしました。
何かとお騒がせな彼ら(最近も何やらやってるのを見かけたようなそうでないような…)、その存在感はそこらのバンドの100倍くらいありそうなATFですが、「Crust」の現状を憂う話から、AMEBIX解釈、韓国のバンドとのつながり、某バンドへの宣戦布告(?)など、約12,000字と長めのインタビューです。SCUMRAIDのジュヨンも飛び入り参加してます!

発売後は数冊在庫あるので、ほしい方は連絡ください。600円。送料は100円。


EL ZINE / vol.25
v25

A4/表紙カラー・本文モノクロ/表紙含め全50ページ!

[内容]

●スウェーデン/ヨーテボリ・パンク&ハードコア特集

・Charlie from ANTI CIMEX
(ヨーテボリを拠点に活動していた、スウェディッシュ・ハードコア史上における最重要バンド、ANTI
CIMEX。そのオリジナル・ドラマーであるCharlieへのインタヴュー)

・Roine from PSYCHOTIC YOUTH
(80年代にはTHE ROINE’S KVARTETTというパンク・ロック・バンドでもプレイしていた、現PSYCHOTIC
YOUTHのベーシストにしてヨーテボリ・パンク・シーンの生き字引、Roineへのインタヴュー)

・Sebastian Todor
(80年代にANTI CIMEXやDISARM、ASTA
KASK、SOTLIMPAなど、数多くのハードコア・バンドを撮影していた写真家、Todorへのインタヴュー)

・Johan from PROTESTERA
(ヨーテボリを拠点に活動しているアナーコ・パンク・バンド、PROTESTERAのJohanへのインタヴュー)

・ヨーテボリ・シーン・レポート
(上記のJohanによる、現在のヨーテボリ・ハードコア・パンク・シーンのレポート記事)

・TOP 10 GBG DISCS
(Charlie、Roine、Todor、Johanの4人それぞれに、ヨーテボリ・ハードコア・パンクのレコード、トップ10を挙げてもらいました)

●LEBENDEN TOTEN
(久々となるLPをリリース予定の、ポートランドのノイズ・コア・バンド、LEBENDEN
TOTENのギターのFrankとヴォーカルのChanelへのインタヴュー)

●NON MUSICALLY LIFESTYLE
(「デヴィッド・ボウイはハードコア? デヴィッド・ボウイ大回顧展にて」※発行人の日記です)

●クボタfrom SLIGHT SLAPPERS
(日本が世界に誇るパワーヴァイオレンス・バンド、SLIGHT
SLAPPERSのクボタ氏に、スラスラ/パワーヴァイオレンス/そしてクボタ氏と発行人が暮らす東京都福生市について、インタヴューしてみました)

●ASOCIAL TERROR FABRICATION
(東京のクラスト・バンド、ASOCIAL TERROR FABRICATIONへのインタヴューby 鈴木智士氏)

●Chiro vs Morley
(DJや写真家、アーティストなどとして活動しているChiroこと吉河千尋さんと、毎度お馴染みOverthrow RecordsのMorleyこと森下篤さんによる対談)

●UNFADED
(初音源となる「漆黒」EPをリリースした、奈良県発のネオ・クラスト・バンド、UNFADEDへのインタヴュー)

●LASHING SPEED DEMONS:BLACK SABBATH
(BLACK SABBATHの詳細なバイオグラフィーby 大越よしはる氏)

●ES GIBT KEIN WERT
(発行人によるディスク・レヴュー)

4月28日発売予定

21. April 2017 by sats
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EL ZINE vol.24 -KALTBRUCHING ACIDEATH インタビュー

EL ZINE vol.24は2/24(金)発売です。
今回は東京のステンチコア・バンド、KALTBRUCHING ACIDEATHの4人にインタビューしました。
その長ったらしい名前ゆえなのか、なんだかんだで知名度は高いらしいですが(メンバー談)、20代のオタクな彼らが普段何を聞いて、何を考えながらバンドをやってるのかなどを聞きました。いつも色々変な音楽を教えてくれるマイメン、ギターのTRIの好きなバンド&発言は要チェックです!

発売後は手元に数冊在庫ありますので、ほしい方は連絡ください。
600円+送料100円です。


elzine24
EL ZINE vol.24
A4/表紙カラー・本文モノクロ/表紙含め全50ページ/定価600円(税込)/2月24日発売予定

[内容]

●MATEUS MONDINI
(ブラジルのレーベル:NADA NADA DISCOSのオーナーにしてパンク・カメラマンでもある、MATEUS
MONDINIへのインタヴュー&フォト・ワークス。ちなみに今号の表紙は彼の撮影したMASSHYSTERIの写真です)

●RESISTANCE 77
(UKのベテランOi!パンク・バンド:RESISTANCE 77のヴォーカルであるOddyへのインタヴュー)

●LASHING SPEED DEMONS:AMEBIX
(AMEBIXの結成からを詳細に綴ったバイオグラフィーby 大越よしはる氏)

●AMEBIX
(ギタリストのStigへの最新インタヴューby Luis)

●POK GAI
(カナダのポゴ・パンク・バンド:POK GAIへのインタヴュー)

●BLANKS 77
(USキング・オブ・ポゴ・パンク!復活を果たしたBLANKS 77へのインタヴュー)

●90′s USポゴ・パンク・ディスク・レヴュー
(VA「Pogo Attack」などで盛り上がっていた、”あの頃”のバンドの音源を紹介)

●PSYCHOTIC YOUTH
(今年ニュー・アルバムをリリースしたばかりのスウェーデンのパワーポップ・バンド:PSYCHOTIC
YOUTHのメイン・パーソンであるJorgenへのインタヴュー)

●KALTBRUCHING ACIDEATH
(東京の若手クラスト〜ステンチコア・バンド:KALTBRUCHING ACIDEATHへのインタヴューby 鈴木智士氏)

●INMOH
(名古屋の新星ジャパニーズ・ハードコア・パンク・バンド:INMOHのヴォーカルであるKentさんへのインタヴュー)

●kriegshogロンドン・ツアー・レポート
(前号のインタヴューでも話題に上っていた、2016年秋に敢行されたロンドン・ツアーのレポートを、ベーシストのシンゴ氏に執筆してもらいました)

●PUNK AND DISTRO
(日本各地で活動しているDIYなパンク・ディストロのオーナーに、アンケート形式のインタヴューを行ないました。今回は沖縄のORION PUNX
RECORDS、福島のculture、津山のVOX POPULIに登場して頂きました)

●ES GIBT KEIN WERT
(発行人によるディスク・レヴュー)

16. February 2017 by sats
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20170205

今月から相方akが国に帰ってしまったので、またさみしい一人暮らしが始まったのだが(過去にも何度かあったのだが)、一人になると時間が増える、と言ったらakに失礼だが、生活する上でいつも一緒にいる人、頼る人がいなくなるので、おしゃべりや遊ぶ相手を一時的に失った上に、いやがおうにも全部自分でやらないといけないから、自分でコントロールする時間が増える、というだけのことなのだろう。まあいつもダラダラしている身としては、たまにこういう機会があるのもいいのかもしれんけど。

さて、そんなakはアメリカ国籍なのだが、今回の帰国時には入管で別室送りになったそうだ。なんでも名前が「移民ぽいから」という理由だけで。まあ「白人だから入管はノープロブレム」という考え方は、よく言う”privilege”、つまり既にそれ自体がトランプ的というか、エスノセントリズムの陥穽に真っ逆さま状態なのだが、今回の大統領令により入国を制限されている国以外からであっても、今後はアメリカ入国時にはSNSを開示しないといけないとか、いろんな情報が未確定のまま飛び交っている。今後バンドでアメリカ入ることなんて、少なくともトランプ時代の4年間はものすごくハードルが高いんじゃないのか? 普通に遊びに行くのすら大変そうだ。akについてってそのうちアメリカで生活しようかなと心のどこかで思ってた身としては、もうしばらくは様子見だ。それにこの4年の間に、アメリカ帝国は急激に「傾き」そうな気もする。何が起こるか不安でたまらない、というのは反トランプの人たち(もちろん一枚岩じゃないが)はもちろん、世界中の人が日夜思ってることなんだろう。確かに、ケリーアン・コンウェイ大統領顧問といういかにも怪しいおばさんが、「就任式の参加者数が史上最大だった」というショーン・スパイサー報道官の大ウソを擁護するかたちで放った、「Alternative-fact」(もう一つの事実?代替的事実?)という言葉は、え? 何言ってるの? としか反応しようがない。都合が悪くなったら今度からは「あ、あれは実はオルト・ファクトでさあ」とでも言うのがこのpost-truth的トランプ時代のニュースピークなのだろうか(ここにきて『1984』がベストセラー、ってのもある意味アメリカ的というか、核恐怖のためにシェルターをこしらえるのと似てるような)。

そんななか木曜日に見たMDC、ほんとよかったな。もう30何年も移民やマイノリティのこと、警察国家のことなんかを歌ってきて、まったくブレてない人の表現ってのは本当に心にひびく。それだけやってきているからなのかもしれないが、こういう現状にも悲観はしていないようなステージで、それを逆手に取って皮肉たっぷりに批判する、というのがアメリカのバンドだなあと。あんな61歳になりたいものです。

05. February 2017 by sats
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2016年 読んだ本の中から

去年は読んだ本の感想文をタラタラとここに書いていたので、そのまとめも兼ねて、新刊とか関係なしに、印象に残ったものをあげておきます。

  • 富士 /武田泰淳(文春文庫)
    稲生平太郎氏と高橋洋氏という、これまたカナザワ映画祭にも関連するお二人の名対談本「映画の生体解剖」(洋泉社)で、「手術台」や「水」というカテゴリと合わせて載る予定だった、「武田泰淳」というカテゴリがカットされてしまった、というのを前にどこかで読んだが、そこに、この『富士』は相米慎二が映画化を企画していたとも書かれていた。この正常と異常のあるかないかわからない境目が、どのように映像になったのか、非常に気になる。去年の今上天皇の「生前退位」なんて、正にこの富士のような不条理な話じゃないのだろうか。
  • 希望、平和通りと名付けられた街を歩いて/目取真俊
    「インターネット上でどれだけ吠えようが、議論をかわそうが、実際に工事が進められている現場に人が集まらなければ話にならない。」(目取真俊氏の1/2のブログより:沖縄を1日ん早く「基地の島」ぬ苦世から解放さーびら。
  • ブラック・メタルの血塗られた歴史 / マイケル・モイニハン、ディードリック・ソーデリンド著、島田陽子訳(メディア総合研究所)
    ようやく読んだ。著者がBlood Axisの首謀者というのを途中まで知らなかったのだが、今やパンクもメタルも玉石混交なので、CRASSの本とこれを一緒に本棚に置いておいても誰も文句は言うまい。感想はここの真ん中らへん
  • 殊能将之 未発表短篇集 / 殊能将之 (講談社)
    去年はこれが出たのですごく嬉しかった。memoの書籍化待つ!
    感想はここの真ん中あたり
  • 時間 /堀田善衛(岩波現代文庫)
    辺見庸の『1937』において背骨のような役割をしていた、堀田善衛による「南京事件」についての小説を年の暮れに読み終えた。読んでると具合が悪くなってくる(特に前半)ような作品だが、途中でストップできる類のものでもない。「逃亡と暴発」を重ねた帝国陸軍の「他人事」感とは対照的に、主人公の中国の文人・陳英諦が吐くことばは、まさに時間をこえて現在にも通用してしまう。

    「わたしが、目を蔽いたくなるほどの悲惨事や、どぎつい事柄ばかりをこの日記にしるしているのは、人間が極悪な経験にどのくらい堪えうるか、人間はどんなものか、ということを、痛苦の去らぬうちに確認してみたいがためにほかならない。」P.191

あとは脈絡もなく、シャーリィ・ジャクスンの『くじ』の文庫化(ハヤカワミステリ)や『なんでもない一日』(創元推理文庫)をパラパラと読んで、毎回イヤな読後感を楽しんで、似たようなのでブライアン・エヴンソンの”Windeye”も相変わらず妙な話ばかりだったし(と言ってたら、また読み切らない内に邦訳が出てしまった…)、何かのアンソロジーで読んだ村山槐多の「悪魔の舌」というのが、飛騨の男がなめくじ飲み込んだり墓堀り返したり。あとは薩長をテロリストとする『明治維新という過ち』(原田伊織著 毎日ワンズ)は面白かったな。

イヤになることばかりで、本を読むことはその逃避なのか、それとももっとイヤな気分になって、心の浄化作用を起こすことなのかわからないが、もうすこし筋のある読書をしないといかんなと思いつつ、積読は消化していかないといけない2017年になりそうです。

04. January 2017 by sats
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2016年 映画ベスト

月並みですが、今年もよろしくお願いします。

去年は春から秋までカナザワ映画祭の字幕をずっとやってたので、体感的にはこれまでにないくらい映画映画の毎日だった気がするのだが、その字幕作業のせいで時間がなかったのか、はたまた金がなかったせいなのか、全然映画館に行っていなかった…。まあでもここ数年はこんな感じか。
ということで数えてみたら、劇場で見たのはカナザワ入れたら29本。新作は10本! 少ない。カナザワ映画祭でほぼ全ての映画を見てた人がいたみたいだが、それだけで50本とかだから、もう私は「映画を見ている」なんていうことは言わない方がいいレベルだな。
でもまあ毎年のことなので、順不同でつけておきます。カナザワのは抜いたけど、旧作1本入れて。

  • キャロル (2015年 アメリカ/トッド・ヘインズ)
    年間そんなに映画を見ない私のような人間は、その中でこういうちゃんとした映画をもっと見た方がいいんだろう。ak曰く、終盤、Sleater Kinneyのキャリー・ブラウンスタインのカットシーンがたくさんあったとかで。
  • クリーピー 偽りの隣人 (2016年/黒沢清)
    香川照之も西島秀俊も十分クリーピー。「男」度が強い夫をよそに、ドラッグ漬けになる妻(竹内結子)が妙に説得力があった。
  • 貞子vs伽椰子 (2016年/白石晃士)
    とにかくテンポがよくて、ジェットコースターのようにラストへ。おまけに姉御肌の山本美月が好きになりました。
  • 少しの愛だけでも (1975年 ドイツ/ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
    「見栄」のためにカード破産する若夫婦の話。別の日に見た『マルタ』でも描かれてたけど、男女の無意識的な社会的「役割」がここまではっきりさせられてしまっているのは、この時代のドイツでもそうだったのかと。
  • この世界の片隅に (2016年/片渕須直)
    空襲がクレヨンの絵と重なるシーンでウルっときて、終盤の旗シーンでハっとなって。戦争が終わるまで日帝が実際に何やってるかなんてのは市井レベルではわからなかったんだろうし、終わっても結局誰が何やったか、責任も何もかもアヤフヤのままでよくわからず、それが70年も経てばキレイさっぱり。目取真俊の言葉を借りれば、日本も「戦後ゼロ年」のままだ。

その他:『シン・ゴジラ』は日本政府があまりに有能でゴジラが可哀想で、あと早稲田松竹で見た『ストレイト・アウタ・コンプトン』はすげー興奮したな。ギリシャの「奇妙な波」のヨルゴス・ランティモス『ロブスター』は、レア・セドゥ率いるAセク・ゲリラも矯正施設もどっちも勘弁してほしい。来年はアメリカで撮った”The Killing of a Sacred Deer”というのが公開されるそうで楽しみ(この記事。そういや来年はミヒャエル・ハネケの新作もやるのね。昨今の移民問題を扱ったフランス映画らしいので、『コード・アンノウン』みたいなのか)。あと楽しみにしてた『ハイ・ライズ』は、PortisheadのSOSのところで終わってたらいい映画だった。
DVDやビデオで見たのだと、去年はなぜかケン・ラッセルの映画をよく見て、中でも『恋人たちの曲・悲愴』、『リストマニア』、『マーラー』のクラシック音楽コンポーザー伝記映画はどれもハチャメチャ躁病映画でよかったな。爆音で見てみたい。

あとはカナザワ映画祭でクリスピンや代表がお勧めしててようやく見た『26世紀青年』(Idiocracy/2006年)は、人間がバカになりすぎてる未来の話だが、『ゼイリブ』もそうだけど、風刺が風刺で済まなくなってる現状なので、笑ってばかりもいられない。

そのカナザワ映画祭のことは、先日クリスピン・グローヴァー氏のことは書いたが、期間中に見た他の映画について少し。『好色日本性豪夜話』という謎映画で流れてた、Roll Outというアシッド・フォーキーなバンドの「幸せって何」という歌だけが今も気になって仕方がない(映画自体は、かぐや姫や一寸法師などのおとぎ話を無理矢理ポルノ化したようなグダグダ感満載)。ググっても何も情報見つからないのよね、誰か知っていたら教えてください。
あと自分が字幕をやった作品で、『ウォーターパワー』は新しい映画の楽しみ方を知った(?)し、そして”Brotherhood of Death”(上映時は『クロンボ遊撃隊vsKKK団』というタイトルだったが…)が、白人警官による黒人殺しが取り上げられるようになったここ数年の状況とマッチしてて、こういう機会でもなければ知ることもなかったいい映画に巡り合えたなあと。ちなみにこの映画、翻訳の元になる英語字幕も何も情報がなかったので、相方akに手伝ってもらって、ヒアリングしながら字幕作成した労作でした。しかし、映画は打ち上げ花火、上映は一度きり。テーマ曲の”Get Off Your High Horse”というのがえらくかっこよくて、特にエンドロールのバージョンはレコードにもなっていないみたいで、それを代表がアップしてたので貼っておきます。アメリカはもちろん世界中が自滅してるような感覚あふれる昨今なので、この歌詞は身にしみます。

今年はこのままいくと映画館に行くタイミングがさらにまったくなさそうなので、困ったなあ…。内田裕也の『餌食』のビデオを実家から持ち帰ったので、テープが切れるまでこれを見ていようかな。

03. January 2017 by sats
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